VirtualBox上のKali LinuxからTryHackMeへOpenVPNでアクセスできる環境の構築(前編)

IT関係
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 下のページにて、TryHackMeの登録や利用開始の方法について説明しましたが、その中で、無料会員の場合、TryHackMeのウェブサイト内の仮想環境(AttackBox)の利用時間に1時間の制限があることも書いておりました。

 そして、自分のPCのVirtualBoxにKali Linuxを入れて、そこからOpenVPNでTryHackMeに接続することで、無料会員のまま、接続時間を気にせずに利用を続けることが可能になることについても書いておりましたが、今回はその具体的な方法について書いていきます。

 一連の作業を一気に書くと長くなるので、

  • 前編:VirtualBoxにKali Linuxを入れ、Kali Linuxの初期設定を実施
  • 後編:Kali LinuxからTryHackMeにOpenVPNで接続

 に分けております。

 ここはその前編となります。

 開始にあたり、自分のPCにVirtualBoxがインストールされていることが前提です。VirtualBoxをインストールしていない場合は先にインストールを済ませておいてください。

 以下にVirtualBoxのインストール方法を解説したページがありますので、よろしければご参照下さい。

Kali Linuxのダウンロード ~ VirtualBoxへ追加

 では、先ずKali Linuxをダウンロードします。
 Kali Linuxのインストーラーは以下のページにありますが、今回はVirtualBoxに載せることを前提としたファイルをダウンロードします。

Get Kali | Kali Linux
Home of Kali Linux, an Advanced Penetration Testing Linux distribution used for Penetration Testing, Ethical Hacking and network security assessments.

 ここからVirtualBox用のファイルをダウンロードします(2024年12月現在で3.1Gのファイルサイズがあり、重いです)。

 ダウンロードされたファイルは圧縮されたいますので展開します

 展開したフォルダを適切な場所に置いておきます。
 展開されたフォルダの中には二つのファイルが入っています。

「kali-linux-2024.3-virtualbox-amd64.vbox」をダブルクリックすると、自動的にVirtualBox上に追加されます。

Kali Linuxの初期設定

 早速、Kali Linuxを起動してみます。
 VirtualBoxでKali Linuxが選択されている状態で「起動」を押下します。

 しばらく待つとログイン画面が出てきますが、その前にVirtualBoxのホストキーを好みのキーに変更しておきます。
 私の場合は「Right Control」にしておきます。
 Kaliの画面の上部の「ファイル」から「環境設定」を押下し、

 「入力」からホストキーを「Right Control」にしておきます(皆さんのお好みでどうぞ)。


 それでは、ユーザー名、パスワードともに「kali」を入力し、ログインします。

 ログインできました。

 初期設定では、日本語でなかったり、日本語キーボードが使えない状態なので、まずは日本語環境を設定します。

 まずはaptをアップデートしておきます。

 sudo apt-get update

 アップデート出来たら、日本語が利用できるようにするためのパッケージをインストールします。

sudo apt-get install -y task-japanese task-japanese-desktop

 待っていると、以下のような画面で、パッケージのアップデートの際に確認なしにサービスをリスタートして良いか聞いてくるので、キーボードで左を押し、「Yes」を選択できた状態でスペースを押下します。


 そうすると、アップデートが進みますので、しばらく待ちます

 アップデートが終了し、プロンプトが返ってきたら、次に日本語で表示されるように設定していきます。

sudo dpkg-reconfigure locales

 と打つと、以下の画面が表示されます。
 キーボードの上下キーで移動し、「ja_JP.UTF-8 UTF8」のところまでカーソルを持っていき、スペースキーを押下すると、「*」がつきますので、その状態でタブキーを押し、画面下部の「OK」に移動し、スペースキーを押下します。

 デフォルトの言語としても日本語を使いたいので、ここでも「ja_JP.UTF-8」を選択し、タブキーで「OK」に移動した上でスペースキーを押下します。

 これで日本語表示の設定が終了しました。

 次に、キーボード配列を日本の配列に変更します。
 多くの場合、今の状態だと、「\(バックスラッシュ)」や「=」などが正しく入力できないと思いますので、この状態を修正します。

 Kali Linuxのメニューから「Settings」→「Keyboard」を押下します。
 開いた画面で「Layout」タブに移動します。
 その後に、「Use system defaults」のスイッチを左に移動させます。

 そうすると、レイアウトの変更ができるようになるので、「Keyboard Layout」の部分から、下部にある「Add」ボタンを押し、「Japanese」を探して選択し、「OK」ボタンを押します。

 その後で、元々設定されている「English (US)」を下の方にある「Remove」ボタンで削除し、「Close」ボタンで画面を閉じます。

 これで、「\(バックスラッシュ)」や「=」などが正しく入力できるようになります。

 

 ついでにタイムゾーンも変更しておきます。

 Kali Linuxのメニューから、「Settings」→「Time and Date」を押下します。
 画面下部の「unlock」を押下すると、管理者のパスワードを聞いてきますので、パスワード(デフォルトでは「kali」)を入力します。

 タイムゾーンを変更できるようになったので、画面上段の「Time zone」から東京あたりをクリックして、画面下部の「Time zone」が「Asia/Tokyo」になっていることを確認し「Close」します。

 元の画面に戻るので「Lock」して「Close」します。

 再起動するとメニューやフォルダ名が日本語に変わっています。
 日本語のフォルダ名に変換するか聞いてきますので、お好みの方を選択されたら良いかと思います(個人的にはフォルダ名は英語のままの方がその後が楽だと思います)。

 メニューもこんな感じで部分的に日本語になっています。

 ここまでで初期設定が完了です。

 続きは後編にて、実際にこの環境からOpenVPNでTryHackMeに接続することを試みます。

 お疲れさまでした。

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