VirtualBox上でCentOSを利用できる環境を構築します。
Windows 11の上でVirtualBoxをインストールする手順は以下のページをご覧ください。
ここではRedHat系LinuxであるCentOSを利用できるようにしたいと思います。
まず、CentOSのISOファイルをダウンロードします。
ダウンロードサイトは、Googleで「CentOS ISO ダウンロード」といった感じで検索することで、以下のページを見つけられると思います。
CentOS Linux 7とCentOS Stream 8のサポートは、2024年中(それぞれ2024年6月、2024年5月)に終了するようなので、今回はCentOS Stream 9のISOファイルを利用することとします。
Windows11上で利用するので、x86_64を押下します。
ファイルのダウンロードが始まります。
もし以下の画面が表示された場合は、上の段の「.jp」で終わるURLのどれかを選択し、ダウンロードします。
ダウンロードできました。
ISOファイルのダウンロードが完了したので、これからVirtualBoxの設定に入ります。VirtualBoxを起動します。
メニューの「新規」を押下します。
仮想マシンの設定画面が表示されるので、名前やフォルダ、利用するISOファイルなどを設定します。ここでは、名前を「CentOS」とし、フォルダはデフォルトのまま、ISOファイルは先程ダウンロードしたISOファイルを選択します。この時点で、タイプは「Linux」、バージョンは「Red Hat(64-bit)」が自動的に選択されグレーアウトしていると思います。ここでは、「自動インストールをスキップ」にチェックを入れて設定することとします。
元のVirtualBoxマネージャーの画面に戻ります。
「ツール」から「環境設定」を行います。
「入力」から「仮想マシン」タブを選択します。
「ホストキーの組み合わせ」はデフォルトで「Right Control」になっていますが、個人的な好みから「Ctrl」に変更し、「OK」を押下します(ショートカットの入力欄にカーソルがある状態で「Ctrl」キーを押下することで設定できます)。
次に「CentOS」から「起動」を押下します。
上下キーで操作し、「Install CentOS Stream 9」が選択された状態で「Enter」を押下するとインストールが始まりますので、しばらく待ちます。
インストールが完了したら初期設定画面が表示されます。「日本語」が選ばれた状態で、「続行」
操作中に以下の画面が表示されるかもしれません。
仮想マシンの画面をマウスでクリックすることで、仮想マシンの画面を操作できるようになります。逆に、仮想マシンの画面から抜けるときには、「ホストキー」を押下することで仮想マシンの画面から抜けることができます。ここでは、先程、環境設定で設定した「Ctrl」が割り当てられています。
なお、ホストキーは、画面最下部の右側の下向き矢印のアイコンの右側に表示されています。ここでは、「次回からこのメッセージを表示しない」にチェックを入れ、「キャプチャー」を押下します。
次に、「ネットワークとホスト名」を押下します。
Ethernetが接続済みであることを確認します。もしONになっていなければ、スイッチを動かしONにした上で、「完了」を押下します。
元の画面に戻ったら、次に「インストール先」を押下し、「ATA VBOX HARDISK」が選択された状態で「完了」を押下します。
元の画面に戻り、「時刻と日付」が「アジア/東京」のタイムゾーンになっていなければ、「アジア/東京」を選択します。
東京付近を選択したら、自動的に地域:「アジア」、都市:「東京」が選択されますので、その状態で「完了」を押下して設定します。
次に、rootパスワードを設定します。
rootパスワードを設定してください。ここでは「rootアカウントをロック」と「パスワードによるroot SSHログインを許可」の両方にチェックを入れることとします。設定ができれば「完了」を押下します。
次に、「ユーザーを作成」を押下し、ユーザーを作成します。
フルネーム、ユーザー名、パスワードを設定します。ここでは、「このユーザーを管理者にする」のチェックは外れた状態で、「このアカウントを使用する場合にパスワードを要求する」にはチェックが入った状態で設定することとします。設定できれば「完了」ボタンを押下します。
ここまで設定できれば、画面右下の「インストールの開始」を押下します。
インストールが開始されますので、インストールが終わるまでしばらく待ちます。
インストールが完了したら、右下の「システムの再起動」を押下します。
GUIの初期画面が表示されました。
ユーザー名を選択し、パスワードを入力後、「Enter」を押下することで、ログインができました。
Firefoxを起動すると、問題なくインターネットに接続し、初期画面が表示されました。
ログアウトする場合は、右上のメニューから「電源オフ/ログアウト」→「ログアウト」を押下します。
再確認画面が表示されますので、「ログアウト」を押下します(放置していたら、60秒後の自動的にログアウトします)。
Linuxを終了したい場合(電源オフしたい場合)は、右上のメニューから「電源オフ/ログアウト」→「電源オフ」を押下します。
電源オフの場合も再確認画面が表示されますので、「電源オフ」を押下します(放置していたら、60秒後の自動的に電源が切れます)。
以上で一通りの設定は終了です。お疲れさまでした。